幼児劇場公開用
ひとみ座幼児劇場ってどんなところ?
ひとみ座幼児劇場は、保育園・幼稚園を中心に低年齢向けの人形劇を創作・上演している移動人形劇場です。
1965年に発足して以降、4月から年に3回、1学期ごとに子どもたちの成長と季節に呼応した作品をお届けします。
世界の昔話、名作、創作などで活躍する人形たちがドキドキワクワクをお届けします。
過去に保育園、幼稚園、幼児教室、児童館、図書館など多様な施設からお申し込みをいただいています。
主催されているのも園、父母会、母の会、文庫の会、団地自治会など、さまざまです。
お誕生会、祝賀会、クリスマス会、お別れ会などの際にもぜひお申し込みください。
幼児劇場を深く知りたい!
2020年度上演作品 紹介
1学期作品 2020年5月~7月
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<おはなし> コケッコ母さん イモムシをのどに詰まらせた。 さあ大変! ひよこはお水を探しに走ります。 脚本・演出/石原ひとみ、中村孝男 美術/石原ひとみ 音楽/河向淑子 |
<おはなし> チコちゃん自転車練習中。 ブルドックのブルブルもお手伝い。 木の上では鳥のヒナたちも飛ぶ練習中。 どっちが早くできるかな? 脚本/根上花子、中村孝男 演出/石原ひとみ、中村孝男 美術/石原ひとみ 音楽/河向淑子 |
2学期作品 9月~12月
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<おはなし> 忘れんぼの小坊主さん。 初めて食べたあんころもち。 わすれないように、 「あんころもち、あんころもち...」と、 唱えながら帰りますが...。 脚本/石原ひとみ 演出/田畠嘉雄 美術/山本清彦 音楽/河向淑子 |
<おはなし> 青く静かな海の底。 プクプクプクと落ちてきた、 赤いながぐつ。 魚たちは興味津々。 音と動きで楽しむ、言葉のない人形劇です。 原案/西上寛樹 脚本・演出/友松正人・中村孝男 美術/大江瑞保 音楽/やなせけいこ |
3学期作品 2021年1月~3月
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<おはなし> カッパのいたずらには村の人たちも困っていた。 でも、カッパは一人で寂しかったみたい。 ある日とうとう捕まった。 かわいそうに思った豆吉は助けてやるのですが... 原案/森下勝史 脚本・演出/中村孝男 美術/片岡昌 音楽/河向淑子 |
<おはなし> 「きつねのコンちゃん泣いてるよ!」 リスのリッちゃん大騒ぎ。 クマのウーちゃん心配しておろおろ。 でも本当はね・・・。 森の仲間たちのちいさくてあったかいお話。 脚本・演出/中村孝男 美術/小川ちひろ 音楽/やなせけいこ |
通年
年間通して上演。乳幼児さんから楽しめます。
2020年4月~9月
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<おはなし> フクロウおばさんが落としていった 宛名のないはっぱのおてがみ。 ウサギの三兄弟が知恵を絞って届けます。 作・脚本・演出・美術/中村孝男 音楽/木俣かおり |
<おはなし> オオカミがやってきた! 大ブタくんと小ブタくんは力を合わせて お家を作ります! ※ペープサート(平面紙人形劇)です。 脚本・演出・美術/石原ひとみ 音楽/河向淑子 |
2020年10月~2021年3月
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<おはなし> 初めて外に出たねこちゃんは雨に降られて暗い洞窟へ。 雨だれは音楽になって周りのみんなも歌いだす。 ねこちゃんはいろんなお友達ができました。 作・脚本・演出/中村孝男 美術/小川ちひろ 音楽/木俣かおり |
<おはなし> オオカミがやってきた! 大ブタくんと小ブタくんは力を合わせて お家を作ります! ※ペープサート(平面紙人形劇)です。 脚本・演出・美術/石原ひとみ 音楽/河向淑子 |
実施要項
上演時間 | 2作品で約60分 |
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編 成 | 4名 |
対 象 | 幼児 |
会場条件 | 園の教室・ホールや、固定席のないフラットなスペース |
理想観客数 | 200名位迄 |
舞台最低条件 | 高さ2.5M 間口5.7M 奥行き2.5M |
必要電源 | 15アンペア |
舞台設営 | 2時間 |
舞台撤去 | 1時間 |
照 明・音響 | すべて持ち込み |
移動方法 | ワゴン車一台 |
上演時間 | 2作品で約50分 |
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編 成 | 3名 |
対 象 | 幼児・乳児 |
会場条件 | 園の教室・ホールや、固定席のないフラットなスペース |
理想観客数 | 150名位迄 |
舞台最低条件 | 高さ2.5M 間口5.7M 奥行き2.5M |
必要電源 | 15アンペア |
舞台設営 | 2時間強 |
舞台撤去 | 1時間 |
照 明・音響 | すべて持ち込み |
移動方法 | ワゴン車一台 |
幼児劇場の歩み

1965年にひとみ座幼児劇場として発足し、今年度で51年目を迎えます。
発足当初から企画に賛同して、年三回の観劇を園のスケジュールに計画的に組み込み、現在に至るまで継続してくださっている園がほとんどです。
また、年一回、二回の観劇方法もあり、これも多くの園がお申し込みの年から継続してくださっています。
1985年には、20年にわたる多彩な人形劇巡回講演をしてきた幼児劇場の活動に対して、日本児童演劇協会賞をいただきました。
1992年には、「ワニがまちにやってきた」(脚本・演出 田畠嘉雄 美術・山本清彦)に対して、中央児童福祉審議会推薦文化財をいただきました。
作品は幼児劇場で企画制作し、文芸・演出・美術・音楽のスタッフを、
ひとみ座内外から選び、年三回の作品作りをしてきました。
総作品数は120本以上にものぼります。
また、ペープサート作家・故永柴孝堂氏の指導を七年間受け、ペープサートの名作「ぶたとおおかみ」「かさじぞう」を生みました。
座付き作曲家の河向淑子、佐藤謙一の音楽は子どもたちに大人気です。
個人の企画、創造性、多彩な手法の発想を生かした作品づくりは、新人の登竜門にもなりました。
新作も再演も常に新しく作品を作る歴史を重ねてきました。
これからも新鮮な気持ちで、新しい歴史を重ねて行こうと思っています。
よろしくご指導お願いします。

ワークショップ
石原ひとみの保育に活かせる人形劇ワークショップ
石原ひとみによる紙の人形ペープサートのワークショップです。
人形作りから、演じ方、演出、講評、人形を使った劇あそび。
先生向けや子ども向けなど、ご要望に合せてご指導いたします。
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- 楽しいペープサート・・・ペープサートの歴史や表現方法の基本を学ぼう。
- ペープ人形の作り方・・・人形画の描き方/彩色/貼り合わせ/はさみ仕上げの方法を学びます。
- 実技レッスン・・・人形の持ち方/動かし方/転画操作のコツ/転画の方法 など。
- ペープサートの演出・・・劇を面白く!テンポや間は?
ペープサートワークショップ
ペープサート(平面紙人形劇)は日本生まれってご存知ですか?くるくる回って奇想天外! 日本独特のユニークな表現はお芝居や歌遊び・詩の朗読など、いろいろに楽しめます。ペープサートの歴史から演じ方のテクニックまで、具体的な手法を交えながらどうぞ楽しく学んでください。
必要な時間 | 約120分~ |
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持ち物(各自で用意) | ●色マジック・・・10色くらい。 ●のり・・・水のり(あめ色の液状)か、ヤマトのり(水で溶く小皿、のりをのばす筆が必要)※スティックのりはNG ●はさみ |
材料費 | 実費(内容によって変わります) |
見積及び資料を御希望の方はこちらよりお問い合わせください。公演のご依頼・ご相談
「ペープサート」ってどんなもの?
ペープサートとは?
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「ペーパーパペットシアター」を詰めて名づけた造語です。
日本で生まれ、育った「紙人形劇」で、紙人形劇→(英語風に)ペーパーパペットシアター→「ペープサート」となりました。
二枚の画用紙に登場人物を描き、画の周りをウチワ型に切り抜き、二枚の紙の中心に竹串をはさみ張り合わせ、表裏表裏とクルクル返して演じる「ウチワ式平面人形劇」です。
ペープサートのルーツは?
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江戸末期享和年間(1801~1803)の芸能「写し絵」が元祖です。
「写し絵」は、畳二枚位の横長の和紙スクリーンに裏側から数台のフロ(木製幻灯器)で人物や景色を映写し、映写用の原版には薄いガラス板に描写彩色したタネ板を使い、タネ板の操作によって人物の手の上下、花の蕾が瞬時に満開するなどを鳴り物、口上、台詞入りで観せる「動く幻灯式芝居」です。
錦絵のカラーアニメーション」です。
影から紙へ
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明治中期(1900前後)落語家三遊亭円朝の弟子で画才のあった新三郎が、タネ板ガラスの絵をそのまま紙に描き、「蔭絵の戯れ(切り抜き影絵)」と合体させてウチワ式紙人形を創りました。
表は刀を腰にさしている侍、裏は刀を抜いて構えている侍。
この人形を表裏返して操作、鳴り物、台詞の一人芝居はスピード感あふれる活劇で観客は大うけ。
演目は「西遊記」「四谷怪談」等でした。
小屋掛けから流し(街頭)へ
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大正(1912~)から昭和にかけて、「うつし絵」の演者カゲシバヤは舞台を車に付けたり担いで、小屋から街頭に進出しました。
見料の代わりに飴を売り、毎日連続物の劇を観せていました。
昼間の街頭芝居は子どもたちに大人気でした。
関東大震災以後呼び名を「うつし絵」「かげしばい」から「紙芝居」と改名。
うつし絵→かげしばい→「紙人形」となり、同業者が激増し人形の精算が間に合わず挿話式(現在の紙芝居)の登場に至りました。
立絵と平絵
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二つの紙芝居を区別して呼び名を「立絵(ウチワ式)」と「平絵(絵話式)」とに分け、「平絵」は「かみしばい」として現在に残り、「立絵」は時流から外れていきました。
ペープサートの誕生
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ペープサートは、戦後1948年頃、ペープサート作家兼実演家、名人芸の永柴孝堂氏(1909~1984)が、カゲバヤシの「立絵」をヒントに、転画の手法を生かし、内容を明るく子ども向けにし、人形のバックを黒→白に変える等是正研究し、新しい紙人形劇「ペープサート」が誕生しました。
命名は永柴孝堂氏。
「紙人形劇」を英語風にし、長すぎると詰めた言葉は''江戸っ子の洒落っ気''なのです。
「ペープサート」は、子どもが最も喜び、親しみ、子どもも作れる保育芸術教材として広く普及しました。
ペープサート作品
- 「ブタとオオカミ」
- 「お花畑」
- 「金のがちょう」~グリム童話より~
- 「かさじぞう」
- 「かえるのケロ吉」
- 「ねずみの嫁入り」
友の会
友の会にご入会していただくと、1年の上演回数によって1ステージの料金が割安になります。
- 入会金、年会費はありません。
- 1会場で2園以上合同で観劇していただくこともできます。
- 規模や条件によって、作品や人数の変更もできますので、ご相談ください。
見積及び資料を御希望の方はこちらよりお問い合わせください。公演のご依頼・ご相談
2010年以前のホームページ
2010年以前のホームページはこちら → https://www.geocities.jp/hitomiza_youjihan