人形劇団ひとみ座代表より、2022年 年頭ご挨拶

 2022年、新しい一年の始まりです。
皆さまあけましておめでとうございます。
 今年も皆様にとって健やかな一年でありますよう、お祈りいたします。
 続くコロナ禍ですが、まだまだ油断できない状況です。
全て元通りになるには3〜4年かかるという見方もあります。マスクの生活にも慣れて きましたが、肉体的、精神的、または経済的なストレスが私たちの中に溜まっているような気がします。
 辛い思いをされている方も多いと思います。改めてお見舞いを申し上げます。
私たちの仕事が、共に繋がりを持ちながら前を向いて生きていく僅かな縁になれば、と思います。

 私たちひとみ座の昨年を振り返ってみますと、公演の中止・延期が続く中、様々な方に支えられ、自分たちの活動を少しずつ取り戻した一年でありました。
 1月の乙女文楽公演を皮切りに、3月の「鬼のごちそう」は当初の予定であった会場内で飲食をしながら観ることは叶わず、また遊んで参加するというコンセプトに切り替え、ひとみ座が手作りの小さなテーマパークのようなしつらえで大好評のうちに幕を閉じました。
 8月には、劇団AFRICAの方を迎えてのコラボレーション作品「かわいいサルマ」。感染者がピークに達した時期でしたが、それでも応援してくださる方々が座席を埋めてくださり、同時開催の『ひとみ座の劇人形展』も好評でした。
 毎年恒例の乙女文楽教室も開催、高校生、大学生になっても続けてくれている受講生の腕前に目を見張りました。
 10月に行った、普段幼稚園等で上演している幼児劇場の幼児向け作品「ねこちゃんの雨やどり」の公演も、満席のお客様で楽しんで頂きました。
 11月には「第61回ひとみ座寄席」を開催。一年半ぶりに、地域の皆さんにお楽しみ頂きました。
 12月は、ひとみ座以外でも活躍している松本美里の一人人形芝居「おしいれのぼうけん」は、ほぼ即日完売という人気でした。この作品は今後全国を回っていきます。 子どもたちとの交流の中でどんどん育っていく作品です。応援してください。
 また、70周年記念誌も、昨年ようやく出来上がりました。どうぞご覧ください。

 今年も引き続き新しい作品が目白押しです。
 3月にはデフ・パペットシアター・ひとみでは杉浦日向子さん原作「百物語」をKAAT神奈川芸術劇場にて、同じく3月に「ふしぎ駄菓子屋銭天堂」を川崎市アートセンターにて、 夏にも新作「シュレミールと小さな潜水艦」を横浜市教育会館にて公演します。新しい感覚の作品に意欲的に取り組んでいきます。
 1月初旬から上演活動が始まり、1月22・23日には地元・川崎市国際交流センターにて、ひとみ座乙女文楽「増補大江山酒呑童子 戻り橋の段」他の自主公演があります。

 教育、保育の現場では、人形劇を楽しむ子どもたちから、私たちの活動の存在意義を実感させてもらっています。 コロナ禍によって私たちは子どもたちに、何を、何故、届けるのか、しっかりと心に刻むことができたような気がしています。
 私たち自身も疲弊しないように気をつけながら、届けるものに磨きをかけていきます。
 今年も人形劇団ひとみ座をどうぞよろしくお願いいたします。

 そして最後に、ただいま劇団員を大募集しております。
是非私たちと一緒に人形劇をやりましょう!興味のある方、お問合せください!

             人形劇団ひとみ座 代表 中村孝男