2020年 年頭ご挨拶

 新年明けましておめでとうございます。

 2020年、令和2年の始まりです。昨年は台風や集中豪雨など異常気象が続きました。
 被害に遭われた方々には遅ればせながらお見舞い申し上げます。
 でも、新しい年は皆様にとってどうか平和で、穏やかな、愛しみに満ちた日々でありますようお祈りいたします。また、悲しい事件もたくさんありました。人が人を支え合う世の中であれ、と切に願います。人はどんな形にせよ人とのつながりの中で生きています。誰かにいつのまにか支えられているのです。それを少しでも感じられたら、人を傷つけることもないのでは、と考えてしまいます。どんなふうに生きていけば良いか、私たちは人形劇を通してこの答えの出ないテーマを追い続けている気がします。

 70周年公演「どろろ」もそんなテーマを内包した作品でした。おかげさまで、公演は好評のうちに幕を閉じました。本当にありがとうございました。プロデュース、美術製作、スタッフ、キャスト全てひとみ座という大きな仕事でした。いろいろな意味で自分たちの実力を思い知り、振り返りたくないくらい反省点が山積み、関係者からは「大勢出てスゴイねー・・」 それでもお客様からは概ね良い評価を得たようでした。出演者たちもこの公演で得たことを次に活かすべく前に進みつつあります。

 また、8月に新作「9月0日大冒険」も公演を終え、2020年新たなメンバーで、全国へと発信していきます。より多くの子どもたちと劇空間を共有するべく上演してまいります。

 そして70周年公演最後となりました「みつあみの神様」(2020年3月18〜24日)演出に叶雄大さんをむかえ、劇団の若手が中心となって新たな可能性を探りながら製作、稽古を進めております。是非応援のほどよろしくお願いいたします。

 また、ひとみ座では昨年11月より、一般向けの人形劇講座「パペットラボ」を開講、現在8名の受講生が人形の表現を楽しみながら学んでおります。誰でも参加できるこの講座は年齢も様々な方たちの参加で和気あいあいと進んでおり、人形劇の楽しさの広がりの可能性を感じております。

 ひとみ座乙女文楽も毎年新作を公演、今年は海外公演も控えています。
既存のレパートリー、幼児劇場、デフパペットシアターのメンバーも観ている人たちとテーマを共有する時間を大切に活動していきます。

 そして毎年恒例の地域の方とのつながり、「夏祭り」、「ひとみ座寄席」も元気に開催してまいります。 どうか今年のひとみ座もご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

    人形劇団ひとみ座代表  中村孝男