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『ひとみ座寄席』のススメ ~ひとみ座寄席51回に向けて~

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「ひとみ座寄席」に向けての特集です!
「ひとみ座寄席を楽しむ会」世話人の一人であり、第1回から事務局を務める市川七三子さんに、 ひとみ座寄席に掛ける思い・ひとみ座寄席を楽しむコツを、聞いてみました。

『ひとみ座寄席』 の経緯

川崎市井田に本拠地を構えている「人形劇団ひとみ座」。
「ひとみ座」は「ひょっこりひょうたん島」のテレビ放送開始の翌年、1965年(昭和40年)、矢上川のほとり・自然あふれる井田山のふもとに、拠点となる稽古場・住居を移しました。
ここは最寄駅からはちょっと距離があり、周辺に公立の文化施設がありませんでした。

ならば、普段は人形劇の稽古場として使用されている、「ひとみ座第一スタジオ」を、
地域の人が集まる場所に出来ないだろうか?地域文化中心地として、ひとみ座を利用して貰えないだろうか?という発想のもと、人形劇団ひとみ座の有志が、1986年ごろ(昭和61年)から、「ひとみ座スタジオ」で「寄席」を開こう、地域の皆さんと落語を楽しもう!と企画を始めました。
ちなみに、昭和59年夏から、「人形劇団ひとみ座」は、井田第4町会に賛助会員として入会しています。

そして、「第1回ひとみ座寄席」として、1987年(昭和62年)5月22・23・24日と、3日間に渡る公演を実施。
第2回・1990年(平成2年)4月21日、第3回・11月30日の公演を経て、地域の皆さんと、会員制の「ひとみ座寄席を楽しむ会」を発足。
世話人・事務局を選定し、活動を開始。1991年(平成3年)5月18日に、「第4回 ひとみ座寄席」を開催したのです。
「ひとみ座寄席を楽しむ会」の意義は、地元川崎・井田の地域の皆さんと『ひとみ座寄席』を企画・開催していくことで、人の和を広げ、地域の活性化をしていくこと。そして継続していく事。

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『ひとみ座寄席』を地域の皆さんに楽しんでいただけるよう、世話人・事務局を中心に、
企画・宣伝・集客と活動を続けて、着実に回を重ねてきました。
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地域の中にある稽古場で、歩けるような自宅から近い所で、普段着のまま、
本物の落語が、ライブで楽しめる。
そんな場所を、地域の皆さんと作ってきました。
また、地元の商店街・事業所にも、宣伝広告・協賛のご協力を頂いています。
お馴染みのオレンジ色のポスターを地元の商店に一斉に貼りに行く
「宣伝ローラー作戦」では、オレンジ色のはっぴ・のぼりを持って、ご協力をお願いに行きます。

『ひとみ座寄席』を続けること

『ひとみ座寄席』を続けてきて、楽しい事・嬉しい事を、市川さんに聞いてみました。
NO6-yose.jpg 市川  やはり、帰り際のお客さんの笑顔です。
「今日は楽しかった!」「来てよかった!」「ありがとう!」と、受付を通っていく際に、言葉を掛けてくれます。この笑顔と言葉で、それまでの苦労はすっかり吹き飛びますね。
また、元住吉の町を通る時、「市川さ~ん!」「この間の会は良かったね。」と、お客さんに声を掛けてもらえる機会があります。
これも、人の和が広がったのを、実感する時。こんな時、「やってて良かったな。」と思いますよ。

始まった頃の、ひとみ座寄席、観客席の様子。賑わってます!!

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現在のひとみ座寄席の舞台。

夏休みの終わりには、「ひとみ座夏祭り」も開催します。
焼き鳥・生ビール・ヨーヨー釣りなどのお店や、段ボール迷路などを製作し、親子で楽しめる企画を作っています。
また、「ひとみ座寄席を楽しむ会」の活動メンバーは、中原区の地域市民活動にも参加しています。
江川せせらぎ遊歩道を市民の力で守っていく「森とせせらぎネット」、
ひとみ座の側から井田病院にかけての自然を守り、育てていく「井田山・中原区・市民健康の森を育てる会」の活動です。
自然環境を守る観点からも、地域の繋がりを大切に、活発な活動を続けています。

さあ、『ひとみ座寄席』を楽しみましょう!

市川  『ひとみ座寄席』の良い所。それは、会を作る地域の人たちの心意気と人情、
生の落語を楽しもうという、皆さんの熱気です。
スタジオならではの温かい寄席に、ぜひ来て欲しいです!

『ひとみ座寄席を楽しむ会』では、常時会員を募集しています。
¥500の入会金で、お得な会員料金で、ひとみ座寄席をご覧いただけます。
この値段設定は、開始当初の目標、「地域の中で、普段着のままで。」
の方針の元に維持されています。
『ひとみ座寄席を楽しむ会』の「世話人」も、常時募集しています。
落語好きな仲間達と、楽しい寄席の空間をぜひ地域の皆さんに直接届けてみませんか?
「世話人」は、ボランティア活動ではありますが、「笑う門には福来る。」
地域の皆さんに福を届ける活動をしています。
チケットの取り扱いを始め、当日は寄席の準備・後片付け、交流会で、親交を深めましょう。

☆『ひとみ座寄席』開催要項・チケット表☆

ひとみ座寄席
日程 年二回・春と秋
開演 (1)15:00 (2)19:00
料金(入場料) 前売り2,000円(当日2,300円)
会員1,800円
小・中・高校生500円
プログラム 落語
マジック・太神楽など色物

チケットのお申し込みは、
人形劇団ひとみ座・事務所 電話 044-777-2222(代表電話、平日10~18時)
             FAX 044-777-5111
人形劇団ひとみ座・制作部 電話 044-777-2225(平日10~18時)
に、ご連絡をどうぞ。
「ひとみ座寄席を楽しむ会・入会」・「世話人のお申込み」も、こちらにどうぞ。
(後日、こちらからご連絡差し上げます。お名前・お電話番号をお知らせください。)