人形劇団ひとみ座代表より、2021年 年頭ご挨拶

 新年あけましておめでとうございます。
 2021年、あたらしい年の始まりです。いつもひとみ座の人形劇を応援していただきまして、
ありがとうございます。
 皆様にとって、幸多き1年でありますよう、心からお祈りいたします。

 希望に満ちた新年であるべきなのですが、新型コロナウイルスの世界的な蔓延によって、
不安な幕開けとなってしまいました。
 このコロナ禍の中で、大変な思いをされている医療関係の方々に深く感謝いたしますとともに、
コロナによって直接的あるいは間接的に被害を受けている方々に心からお見舞い申し上げます。

 私たちひとみ座は、2020年は3月、最後の70周年記念公演である「みつあみの神様」を公演いたしました。
 若手中心の取り組みで、美しい作品に仕上がり、おかげさまで無事に公演を終えることができました。しかし、初めて経験する感染の不安や緊張を抱えながらの公演は、上演メンバー・スタッフ共に心身に疲弊を残すものでした。
 また、その後の上演の機会の減少は、私たちの活動の存続が危ぶまれるほどとなっていきました。
経済的なことはもちろんですが、前に進む精神力がなくなってしまうことを恐れる状況でした。
 しかし、私たちの活動を応援してくださっている方々からの支援や、温かい励ましの言葉に元気を頂き、 コロナ後の世の中で楽しい作品を届けることができるよう、前を向くことができました。
 劇団員一同、心から感謝いたします。

 この1年、私たちは人のつながりの大切さを改めて実感しました。
久しぶりに子どもたちの前で人形劇を上演したとき、子どもたちの歓声・笑顔、お隣にいる大人や子どもと楽しさを共有する声が、 生の演劇の空間を創るのだ、ということも。
 夏以降は、感染防止策を整えての公演を続け、年末には「ごきげんなすてご」という新しい作品を横浜で公演することができました。

 2021年も、感染防止対策を保ちつつ、作品と公演を、創り続けてまいります。
 1月は、スタジオ公演「岸辺のヤービ」。
地元の国際交流センターでのひとみ座乙女文楽の公演「本朝二十四孝」「壷坂霊験記」。
3月には、「鬼のごちそう」という新しい作品も控えております。
 8月には昨年公演を延期した「かわいいサルマ」の公演。
いずれ訪れるコロナ後の世の中にむけ、エネルギッシュに活動をしていきます。
 ただ、コロナ禍はまだ終わっておりません。都市部の感染は広がっております。これからもさらに気を付けなくてはなりません。
 私たちは、命を第一に優先しながら、人形劇を通して生きていく楽しさを、届けていきます。
 本年も、ひとみ座をどうか見守ってください。よろしくお願いいたします。

             人形劇団ひとみ座 代表 中村孝男